本製品は、高濃度のヒト血小板溶解物を配合したヒト間葉系幹細胞(MSC)の増殖培養に適した培地です。異種生物原料不含、生物由来原料基準に適合した培地であるため、再生医療研究にも適しています。本製品の使用にはプレートコーティング剤が不要であり、継代を重ねても高い増殖能を示し、未分化状態が維持されます。また、脂肪組織から分離したMSCの初代培養も可能となります。国内のGMP対応施設にて、製造及び品質管理されています(準備中)。
ヒト脂肪組織由来MSCをM103-XF-500で培養したのち、フローサイトメトリーによって細胞表面マーカーを解析した。その結果、国際細胞治療学会(International Society for Cellular Therapy : ISCT)が定義する基準を満たしていた。
ヒト脂肪組織由来MSCをM103-XF-500で培養したのち、脂肪・骨芽・軟骨細胞のいずれかに分化誘導した。その後、各種染色液にて染色した。その結果、M101-XF-500で培養したMSCは三方向分化能を示した。
脂肪細胞
骨芽細胞
軟骨細胞